留学

可愛い子には旅をさせよ? 息子ふたりとぶらり広島 後編

こんにちは。
いつもお読みくださりありがとうございます。

山口・広島・福岡 おとなの英会話スクール
あなたの夢を英語で叶える
Eng.ing(イングイング)代表の井原由佳です。

さて、先週末の息子ふたりとの広島社会見学では、子どもたちの意外な一面を見ることが出来ました。

子は親が思っている以上に・・・

いつもは地元のスーパーに行こうものなら、蜘蛛の子を散らすようにすぐ居なくなるわが子たち。とりあえず、『迷子のお知らせ』のお世話になったことはまだありませんが、その寸前は幾度となく。

「いつも行く、おうちの近くとは違うから、ママが見える距離にいてね。」

とだけ伝えて、いざ出発。

「いつもなら、すぐにいなくなるけど・・・。」
「いつもなら、”抱っこ~。”って言うけど・・・。」

と、心配しているそばから駅に着くなり、コレ。笑

My kids often run off in all directions when we go out.
(わが子は外出するとよく、あっちやこっちや逃げる。)の『いつも』の図。汗

「大丈夫か~~?」と若干の心配はあったものの、これもお互いにとっての経験!と、新幹線乗り場へ。すると・・・

子どもなりの社会の学び方

そこからは、いつもとは違う様子に、子どもなりのアンテナを立てて新しいものを吸収しているのが、その眼差しや耳の澄ませ方から伝わってきました。

広島市内に到着後も、日ごろ乗らないような路面電車も、日ごろ渡らないような大きな交差点も、日ごろ行かないようなカウンターのお店でも、周りの人や環境を観察しながら、子どもなりに、どうやればいいのかを、体感しながら学んでいました

最初は、「これが路面電車だよ。ここで切符を取ってね、そして、・・・」と逐一、話しかけていた私も、「周りを一生懸命見ながら学ぼうとしている」というのがわかってからは、子どもたちなりの温度で社会を学んでくれればいいかな、と思い、口うるさく言うのはやめました。笑

つい、親がいろいろ知っていると、あれもこれも伝えたくなるけれど、親の物差しを子にあてがう必要はない。私も、また子どもに成長させてもらった親子旅でした。

可愛い子には旅をさせよ?

私が初めて親から離れて海外へ行ったのは、16歳のとき。そこから3度の留学経験をしたので、よく聞かれる質問があります。

「子どもには、やっぱり留学させたほうがいいですよね?」

その答えは、

It doesn’t depend on me. It’s up to them.
「決めるのは私(親)ではなく、子どもたち次第。」

親に「行きなさい。」と言われたから・・・という理由での留学は、無意味。ただ、「こんな選択肢や世界があるよ。」と教えたり、情報を提供したりしてあげるのは、やはり周りのおとなの役目です。私も留学や海外ひとり旅は、肯定派。(できれば、まずは10代のうちに1度は。)

その理由は、いたってシンプル。

Seeing is believing.
(見ることは信じること=百聞は一見に如かず)

「肌感覚で、楽しいことも大変なことも経験してほしい」
「海外に出て、さまざまな価値観に触れてほしい」
「自分の当たり前が通用しない世界を体験してほしい」

だから、私自身もわが子に「絶対、留学しなさい」とは言わないですが、日ごろから世界を身近に感じられるような話は努めてしており、言葉だけでなく、肌感覚でもボーダーレスな人になってほしいとは思います、強いりはしませんが。

自分の頭で考え、いつかは自分の口から「海外に行きたい」と言ってくれるといいな~♡との思い。そう、子は親が思っている以上に日々成長している

手は出さず、口はほどほどに、だけど、目だけは離さず。

 

此度の旅では、おとなでもちょっと疲れるくらい歩いたのですが、一度も抱っこと言わなかったブラザーズ。帰り道、「今日は(抱っこしなくて)よかったの?」と聞くと長男が一言。「だって、ママ、疲れるでしょ?だから大丈夫。」

子どもなりに、母のことを考えてくれていたようです♡