修了生のその後　留学するなら英語は絶対○○したほうが良い

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Eng.ing（イングイング）代表の井原由佳です。

先日、昨年のまさにこの時期に卒業し、デンマークへと旅立ったクライアントのSさん（留学当時19歳）とオンラインで久しぶりにお話をしてきました。

留学して○○が変わった

以前のブログでも少し書きましたが、彼と話す１週間前に、お母様とお会いしてお話をして、近況やその後については伺っていたのですが、今回は彼と直接お話をして、留学中のさらに濃いお話を聞くことができました。

※前回のブログは、こちら→修了生のその後　留学して○○が変わった

留学先はデンマーク

ぜひ、彼から聞いた留学先でのリアルな様子や彼が実際に感じたことをお届けできたらと思うので、彼の言葉をお借りして、書かせていただきます。（掲載許可はいただいています。）

留学はどうでしたか？どんなことを学びましたか？

― 自分と対話する時間を持てました。そして、生き方、価値観が変わりました。デンマークの人は、人生のスタートが30歳と捉えている人が多く、一度やってみて違うと思ったら変えてもいいということ。日本では、それが一般的な考え方ではないので、そこが違うと感じ、また、いいなと思いました。

― また、留学でいろんなことを見聞きし、経験し、人生の引き出しが増えました。

日本とはここが違うな、と感じたことは？

― 時間の使い方。例えば、学校の行事でみんなで小旅行へ行った時のこと。日本だと、旅程を事前に決めているので、「目的地についたら、〇時に××を見て、〇時に△△へ行く。」というふうに、旅先でもせわしなく動く感覚があったけれど、デンマークの人たちは、目的地に着いてから「さて、何しよっか？」とそこから考えたり、敢えて、観光名所巡りをするのではなく、ボーっと公園に座っていたり、本を読んだりしていて、それも個人的には好きでした。

学校の様子は？

ー 自分の周り70名のうち、日本人は３人だけ。残りは、タイ、スイス、ドイツ、オーストラリアなどから数名留学生が来ていて、それ以外は現地のデンマークの人だった。そのため、基本的にはほぼ英語環境で過ごしていました。

英語で苦労したことはありましたか？

― 特に（なかった）笑。日常的な会話は特に問題なかったし、たとえ何かハプニングがあったとしても、それも楽しめていたんだと思う。だから、苦労したという感覚はないです。笑　ただ、デンマーク人の独特な英語訛りで、zをsで発音する（例えば、zebraだったら、”s”ebraみたいな発音になる）ので、慣れるまでは、「ん？」となりましたけど。笑

デンマークはどんな国？

• 基本的に、デンマーク人同士はデンマーク語で話すが、ほとんどの場所でみんな英語が話せるので、英語ができれば生活には苦労しない。
• デンマークでは、大学までが無償化されている。
•  『フォルケホイスコーレ』（通称、『人生学校』）と呼ばれる、大学に行く前や社会人になってからでも、改めて自分を見つめる時間をすごせる学校がある。
• 消費税は20％
• 主食はポテト？さまざまな形でポテトが食卓に出てくる。笑

留学するなら英語は絶対○○したほうが良い？

そして、実際に留学をした彼に、あの質問をしてみました。

留学前に英語を学んでいてよかったと思いましたか？

― 絶対っ！！！

（と、結構、語気を強めていました。）

― 同じ時期に日本から留学してきている年上の人がいて、その人は留学当初ほぼ英語力がゼロで、話せず、コミュニケーションがとれずに苦労していました。４～５か月くらい経った頃には、少しは上達していたけれど、それでも、やはり、英語力があって留学するのと、ない状態で留学するのでは（スタート地点）が違ってくると感じました。

― 実際、自分は日常生活、授業（英語で実施）も特に苦労はしなかった。

留学は、準備の段階から始まっている

これ、私もよくいろんなところで話すのですが、結構勘違いしている人も多い。いわゆる、留学マジック。

「留学すればなんとかなる」
「留学すれば話せるようになる」

という、妄想の世界。実際に留学したことがある人に聞けば、このからくりがわかるのですが、留学して話せるようになる人もいれば、あまり上達を実感できないまま帰ってくる人もいます。（私は３度留学し、このどちらも経験したので、痛みも喜びもどちらもよくわかります。）

話がズレるので、留学マジックの詳細はまた別途書きますが、今回、彼が語ってくれたように、留学先で英語を上達させるための一歩は、すでに日本を出る前に始まっているということです。

留学前に、どこまで英語力を上げておけるかで、留学先でのコミュニケーションだけでなく、得られる知識や情報量もまったく変わってくることはわかりますよね。過ごし方でさえも変わってくるはずです。

長期留学に対しては、事前に英語学習をし、備えておく人も多い気がしますが（私の学生時代の経験上の話ですが）、数週間や１ヶ月程度の短期の語学留学などに関しては、「留学先で学ぶからいい」と、事前準備をあまり本気でしない人も多いのではないでしょうか？（私の３度の留学のうち、２度がそうでした。恥）

安くはない費用を投資し、限られた留学の時間を有意義に使うためにも、事前の準備段階はとても大切です。何事も、事前準備で結果に差が出ます。

もし、今この記事を読んでくださっている人の中に、今後、留学を考えている人がいたら、まずはこの点をもう一度見つめてみてください。あなたは、準備万端ですか？

 

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